強豪・京都外大西高の野球部でいじめ 「死ね」「野球やめろ」暴言も、「重大事態」も調査せず

AI要約

強豪校の京都外大西高の野球部で1年生がいじめを受けて退学し、学校が速やかな対応を怠ったことが判明。

いじめによる不登校は「重大事態」に該当し、被害生徒は暴言や体育座り、体幹トレーニングを強要された。

保護者や代理人が問題を訴え、学校側は当初いじめを認めず調査や報告を怠っていた。

強豪・京都外大西高の野球部でいじめ 「死ね」「野球やめろ」暴言も、「重大事態」も調査せず

 強豪として知られる京都外大西高(京都市右京区)の野球部で昨年、1年生だった男子部員が上級生部員らによるいじめで長期の不登校を経て退学していたことが関係者への取材で分かった。いじめが要因と疑われる長期欠席は、いじめ防止対策推進法が定める「重大事態」に当たるが、同高は当初はいじめ行為と認めず、法が義務付ける速やかな調査や京都府知事への報告を怠っていた。

  被害生徒の保護者や代理人によると、生徒は2023年4~5月にかけて、指導係だった当時の2年生部員と1年生部員の複数人から、部室で体育座りをさせられた上で、「調子に乗るな」「死ね」「野球やめろ」などと暴言を受けたほか、罰則的な意味合いで体幹トレーニングを複数回強要されたという。