ロシア占拠ウクライナ原発が焦点 IAEA核安全保障会合

AI要約

国際原子力機関(IAEA)の核安全保障に関する会合がウィーンで開催され、ロシアが占拠するウクライナのザポロジエ原発の安全確保が焦点となっている。

ザポロジエ原発は欧州最大の原子力発電所であり、戦闘に巻き込まれて大事故が発生する可能性が指摘されている。

欧州外交筋はザポロジエ原発が政治的議論の焦点になると見通し、原発への攻撃リスクがIAEAにとって困難な状況であると指摘している。

 【ウィーン共同】国際原子力機関(IAEA)の核安全保障に関する会合が20日、オーストリアの首都ウィーンで始まった。24日までの予定。ロシアが占拠するウクライナ南部ザポロジエ原発の安全確保を巡る議論が焦点の一つになりそうだ。欧州最大のザポロジエ原発を巡っては、戦闘に巻き込まれて大事故につながることが懸念されている。

 欧州外交筋は取材に対し、今回の会合で「ザポロジエ原発は政治的議論の中心になるだろう」と見通した。関係筋は、原発が攻撃の危険にさらされる状況はIAEAにとっても「非常に困難だ」と指摘した。