京王電鉄グループ会社 列車の車輪組み立てデータ改ざん

AI要約

京王電鉄が委託を受けた列車の車輪データが改ざんされたことを発表。

京王重機整備が基準を超える圧力をかけたデータを書き換え、不正が2016年以降に行われたことが明らかに。

<京王線や井の頭線を含む937本でデータの改ざんが確認されたが、運行には影響がないとして国土交通省が立ち入り検査を実施。>

京王電鉄は、グループ会社が委託を受けていた全国31社の列車の車輪を組み立てる際に、データの改ざんがあったと発表しました。

京王電鉄によりますと、グループ会社の「京王重機整備」は列車の車輪と軸を組み立てる際に基準を上回ったり、下回る圧力をかけていたにもかかわらず、基準以内に収まる数値に書き換えていたりしたということです。

京王重機整備では少なくとも2016年以降、不正が行われていて、改ざんは組み立ての委託を受けていた京王電鉄を含む全国31社、合わせて1786本にのぼるということです。このうち、京王電鉄では京王線、井の頭線の合わせて937本で、データの改ざんが確認されたということですが、異常がないことを確認したため、運行に影響はないということです。

これを受け、国土交通省は20日にも京王電鉄と京王重機整備に立ち入り検査を行うということです。