東京メトロ、基準値超え車軸225本 国交省が安全管理体制確認へ
東京地下鉄(東京メトロ)が緊急点検指示を受け、社内の圧入力値の基準値を超過している輪軸が225本あったことが判明。
基準を超えていた輪軸は平均で基準値上限を3%、最大で約34%超過。
国土交通省が特別保安監査を実施し、安全管理体制について確認する。
[東京 18日 ロイター] - 東京地下鉄(東京メトロ)は18日、関東運輸局からの鉄道車両の緊急点検指示を受け、輪軸組立作業を点検したところ、社内の圧入力値の基準値を超過している輪軸が225本あったことが判明したと発表した。作業の委託先であるメトロ車両において、輪軸にかかわる車輪圧入作業の記録に数値の書き換えがあったことも判明したという。
基準を超えていた輪軸は平均で基準値上限を3%、最大で約34%超過していた。基準値を10%超過していた輪軸を有する車両は使用を中止しているという。
これを受け、国土交通省は東京メトロとメトロ車両に対し、19日から特別保安監査を実施し、安全管理体制について確認する。