高知県警の元交通部長が当て逃げ容疑 任意捜査受け、市議を辞職

AI要約

高知県警の元交通部長が当て逃げ事故を起こし、道路交通法違反容疑で捜査されている。

逃げた後議会で妻の体調不良を理由にし、後日事故処理と説明を変えた。

上田市議は辞職願を提出し、議会はその受理を確認した。

高知県警の元交通部長が当て逃げ容疑 任意捜査受け、市議を辞職

 高知県警の交通部長や刑事部長を歴任した同県香南市の上田瀧雄市議(80)=3期目=が当て逃げ事故を起こしたとして、県警が道路交通法違反(事故不申告)容疑で任意捜査していることが捜査関係者への取材でわかった。上田市議は19日、市議会議長に辞職願を出し、受理された。

 捜査関係者や議会事務局によると、上田市議は12日午前、開会中の定例会出席のため高知市内から車で香南市役所に向かう途中に追突事故を起こしたのにもかかわらず、そのまま走り去った疑いがある。

 この日の一般質問に遅刻し、議長に理由を「妻の体調不良」と説明したが、翌日になって「車の事故処理のため」と訂正したという。

 市議会は19日午前、臨時の議会運営委員会を開き、上田市議の行動をめぐり対応を検討する予定だったが、上田市議から辞職願が出たため、受理を報告するだけで散会した。(原篤司)