「当て逃げされた」と通報 高知県香南市の市議会議員が事故不申告 警察が任意捜査

AI要約

香南市の上田瀧雄市議が、車の接触事故を起こしたにもかかわらず、警察を呼ばずにその場を走り去った疑いが浮上。

警察が事故の状況を調査中で、被害者は当て逃げとして110番通報。上田議員は南国市内で車を停止させられた。

上田議員は事故後に虚偽の報告を繰り返し、市議会でも誤った説明をしていた。今後の対応を協議することになっている。

「当て逃げされた」と通報 高知県香南市の市議会議員が事故不申告 警察が任意捜査

高知県香南市の上田瀧雄(うえた・たきお)市議が、高知市で車を運転中、接触事故を起こしたにもかかわらず、警察を呼ばすその場を走り去った疑いがあることが分かりました。警察が任意で捜査しています。

関係者によりますと、上田瀧雄議員は、9月12日の朝、高知市の国道32号を車で走行中、前の車に追突する事故を起こしました。しかし、警察に事故を申告せず、その場を離れたということです。追突された相手が「当て逃げされた」と110番通報して、上田議員を追尾。南国市内で、警察が上田議員の車を停止させたということです。警察は、当て逃げの疑いで任意で捜査をしています。

香南市議会の山本孝志(やまもと・たかし)議長によりますと、上田議員はこの日、「妻の体調不良」を理由に、「遅刻」を報告してきました。しかし、議長は事故のことをすでに把握していて、「虚偽になるので受理できない」と応対。翌日、上田議員は「事故処理のため」と遅刻理由を訂正してきたということです。上田議員は、県警の交通部長や刑事部長を歴任し現在、市議は3期目です。議長に対しては、「示談できているので当て逃げではない」と説明していたということです。

議会では、19日、議会運営委員会や議員全員で、今後の対応を協議することにしています。上田議員は欠席するということです。