「指紋から暗証番号」「遊び感覚」…女性宅に侵入容疑、会社員の手口
AI要約
大阪府警が電子キー式のマンションに侵入した男を逮捕。指紋から暗証番号を割り出していた。
男は女性宅に侵入し、一人暮らしの女性の生活に興味があったと供述。
男は暗証番号を誕生日の4桁で設定することが多いと考えており、同様の手法で複数の女性宅を狙っていた。
暗証番号を押して解錠する電子キー式のマンションの女性宅に侵入したとして、大阪府警は18日、同じマンションに住む会社員の柳原伸嗣容疑者（27）=同府吹田市=を住居侵入などの疑いで逮捕したと発表した。「キーパネルに付いた指紋から、よく押される数字を特定し、何度か並べ替えた上で暗証番号を割り出した」との趣旨の説明をしているという。
吹田署によると、逮捕容疑は5月中旬、こうした手法で30代女性宅のドアの電子キーを解錠し、室内に侵入したというもの。「一人暮らしの女性の生活に興味があった」と容疑を認めているという。8月には同じマンションの別の女性宅への侵入未遂容疑で逮捕されており、署が関連を調べていた。
狙う部屋が女性宅かどうかは、集合ポストの郵便物の宛名をのぞき見て判断していたという。
柳原容疑者は「暗証番号は誕生日の4桁で設定するケースが多いと考え、遊び感覚で当てていた」などと話し、署は「同じタイプのドア鍵の場合は、類推しやすい番号は避けてほしい」と注意を呼びかけている。（岡田真実）
