【物議】「おかずが冷たい」中学で給食“ランチボックス”導入で賛否 横浜市は理解求める

AI要約

神奈川・横浜市が公立中学校の給食をデリバリー方式に移行することを発表。

横浜市は、2026年から全生徒にデリバリー給食を提供する方針であるが、反対意見もある。

デリバリー方式の給食は食中毒対策のためにおかずが冷たいまま提供されることに市民団体が懸念を示している。

【物議】「おかずが冷たい」中学で給食“ランチボックス”導入で賛否 横浜市は理解求める

学校のお弁当での残念な思いを解消しようと、神奈川・横浜市が動きました。

デリバリー給食への統合を発表したのです。

横浜市では現在、公立中学校の給食として業者が作るランチボックスのデリバリー方式か、弁当を持参するかの選択制を採用。

しかし、2026年の4月から、生徒全員にデリバリー給食の提供を目指すことを決めました。

その理由について、横浜市は「全ての生徒に栄養バランスの整った給食を届けることが、市の責務だと考えています」と述べました。

横浜市によると、1食330円のランチボックスを公立中学校の全ての生徒や教職員に、毎日デリバリーするといいます。

「絶対あった方が助かる」「働く女性としては、朝はなるべく作りたくない」など、喜びの声が上がる一方で、横浜市の方針に反対する署名が2万人近くも。

理由は、意外なものでした。

横浜学校給食をよくする会・三山弘美さん:

おかずが冷たい。ハンバーグ、マーボー豆腐が冷たい。それは給食ではないのではないか。冷たさの改善は、デリバリーでは本当に厳しい。

デリバリー給食として手配されるランチボックスは、食中毒対策のため、ご飯と汁物以外のおかずを常温より冷たい19度以下に冷やす必要があります。

市民団体は提供方法を考え直すよう求め、要望書や2万人近くの賛同者の署名を提出しました。

一方、デリバリー給食について横浜市の調査では、75%の保護者が「良い印象を持った」としていて、導入への理解を求めています。