“危険運転”逮捕が“過失運転”で起訴 遺族「到底納得できない」

AI要約

群馬県で反対車線にはみ出したトラックが乗用車に衝突し、家族3人が死亡した事故について、遺族は運転手の起訴内容に納得できないとしている。

事故では2歳の湊斗くん、父親、祖父が亡くなり、運転手は逮捕されたものの、法定刑の軽い罪で起訴されたことに遺族は憤りを覚えている。

運転手が事故前に飲酒していた可能性が高いことから、前橋地検は引き続き捜査を進めるとしている。

“危険運転”逮捕が“過失運転”で起訴 遺族「到底納得できない」

 群馬県で反対車線にはみ出したトラックが乗用車に衝突し家族3人が死亡した事故で、運転手が逮捕容疑より法定刑が軽い罪で起訴されたことについて、遺族が「到底納得できない」と話しました。

「このまま過失運転で起訴されるのは到底納得できない」「あれが過失運転ならなんでもありになってしまうのでは」(湊斗くんの母親、以下同)

 塚越湊斗くん(2)、父親の寛人さん(26)、祖父の正宏さん(53)は5月、群馬県伊勢崎市で、反対車線にはみ出してきた鈴木吾郎被告(69)が運転するトラックと衝突し死亡しました。鈴木被告は酒を飲んでいたとして危険運転致死傷の疑いで逮捕されましたが、前橋地検は法定刑が軽い過失運転致死傷の罪で起訴しました。

「誕生日は28日にあって」「家族で過ごすのを楽しみにしていたので、それを迎えることができなくて悔しい」

 関係者によりますと、鈴木被告は運転する直前に飲酒した可能性が高いということです。前橋地検は引き続き、捜査を進めていくとしています。(ANNニュース)