鳩山由紀夫氏、進次郎氏の「台湾行ったが中国は…」発言に「日本政府の立場を分かっていない」

AI要約

鳩山由紀夫元首相が小泉進次郎元環境相の公開討論会での発言にツッコミを入れた。

小泉進次郎氏は台湾には行ったことがあるが中国には行ったことがないと語り、その立場について疑問が生じた。

小泉進次郎氏は自民党青年局時代に台湾を多く訪問し、中国についてはリスクを理由に訪問していないことを説明した。

 鳩山由紀夫元首相(77)が15日、X(旧ツイッター)を更新。自民党総裁選(27日投開票)に出馬した小泉進次郎元環境相(43)の公開討論会での発言に対して、ツッコミを入れた。

 「小泉進次郎氏が公開討論会で『台湾は行ったことがあるが中国は行ったことがない』と発言したそうだ」と書き出し「彼は1972年の日中共同声明で、台湾は中華人民共和国の不可分の一部であるとの中国政府の立場を十分理解し尊重するという日本政府の立場を分かっていないようだ」と指摘した。

 進次郎氏は14日の日本記者クラブでの会見で、自民党青年局時代に台湾を多く訪問したと説明。一方、中国については、父の小泉純一郎氏の首相時代の靖国神社参拝などを背景に「行くリスクが高い」と語り、「台湾には行ったことがあります。中国にはありません」としていた。