“キラキラネーム”が事実上制限に? 「改正戸籍法」が2025年5月施工 全国民が戸籍の氏名にふりがな登録へ【Nスタ解説】

AI要約

法律が改正され、来年5月から、戸籍の名前に「ふりがな」をふることになります。

これからは、自由に「キラキラネーム」をつけることはできなくなるかもしれません。

読み方10通りの名前も 2023年の名前ランキングを紹介。

名前を読み間違えないための新ルールが導入される予定。

2025年からは出生届時にふりがな登録が必須になる。

その理由や複数のふりがな使用禁止の背景について解説。

“キラキラネーム”が事実上制限に? 「改正戸籍法」が2025年5月施工 全国民が戸籍の氏名にふりがな登録へ【Nスタ解説】

法律が改正され、来年5月から、戸籍の名前に「ふりがな」をふることになります。

これからは、自由に「キラキラネーム」をつけることはできなくなるかもしれません。

■読み方10通りの名前も 2023年の名前ランキング

日比麻音子キャスター:

2023年版の名前のランキングから見ていきます。

【2023年の名前ランキング】

女の子

1位 陽葵(ひまり、はるき、ひなた、ひな、ひより)

2位 凛(りん)

3位 紬(つむぎ)

男の子

1位 碧(あおい、あお)

2位 陽翔(はると、ひなた、あきと、ひびと、ひゅうが、ひなと、ひろと、はるひ、ひかる、やまと)

2位 暖(はると、だん、はる)

※明治安田調べ

どれも素敵な読み方だと思いますが、同じ名前でもいろんな読み方があります。

歴史・時代小説家 永井紗耶子さん:

南北朝時代のころだったと記憶していますが、お日様が「照」と書いて「てらす」、「固」と書いて「かたし」など、過去にも面白い読み方をする名前はあるんだと思いました。

親御さんたちは、愛を持って名付けたと思うので、読み間違えられたくない思いもあるでしょう。

日比キャスター:

教育実習で、学校でお世話になったときに1人1人を丁寧に何度も確認した記憶があります。

■2025年5月から出生届時にふりがな登録へ 認められないケースも

日比キャスター:

ふりがなに関してですが、2025年5月から「改正戸籍法」が施行されます。

新生児の氏名には、出生届時に、ふりがなを戸籍に記載するというルールになります。

その理由は、▼事務処理の負担の軽減、行政のデジタル化の推進、複数のふりがなを使用禁止にするなどがあります。

複数のふりがなの使用禁止について、例えば、私は麻音子(まおこ)と読みますが、その名前で金融機関の口座を登録します。

実は、麻音子という漢字のまま、「まねこ」という別のふりがなでも登録できてしまうパターンがあります。

1人でも複数の口座が作れる可能性があり、詐欺などに繋がる場合を防止するためにも、複数のふりがなを使えなくする目的もあるようです。