群馬・山本一太知事、自民総裁選「9人出馬は衝撃的」 河野氏を支持も「状況は厳しい」

AI要約

群馬県の山本一太知事は自民党総裁選の9人出馬に対し、国会議員の支持がばらついている状況を厳しいと述べ、河野太郎デジタル担当相への支持を表明。

山本知事は9人全員が閣僚経験者である点に驚きを示し、経済や外交、安全保障について論戦を期待している。

過去の総裁選での経験から、今回も河野氏支援に全力で頑張る決意を示している。

群馬・山本一太知事、自民総裁選「9人出馬は衝撃的」 河野氏を支持も「状況は厳しい」

群馬県の山本一太知事は13日、前日に告示された自民党総裁選について、派閥の締め付けがなく出馬した9人に対する群馬県内の国会議員の支持もばらついているとしたうえで、今回も支持を表明している河野太郎デジタル担当相(61)について「今回の状況は厳しい」と語った。

9人の顔ぶれについて、山本知事は「長く国会議員をしてきたが、9人というのがまず驚きだし全員が閣僚経験者。自民党の人材の豊富さを物語っている」とし経済や外交、安全保障などのテーマで論戦を期待。「何より国民の信頼を回復してほしい」と語った。

前回総裁選で河野氏は県内でトップだったとしながら、「高市(早苗経済安全保障担当相)さんが後半、猛烈に追い上げてきて私が応援しなければ逆転されていた」と振り返った。今回は「このままだと小泉(進次郎元環境相)さんと高市さんに小林(鷹之前経済安保担当相)さんが迫るような展開になりかねない」と予想。「危機感をもって(河野氏支援を)全力で頑張りたい」とした。

総裁選については国会議員時代、長年、改革案として「派閥の締め付けがある中、推薦人20人を集めるのは難しいので10人にして予備選を実施するよう若手議員で何度も声を挙げたが、立候補者が乱立し派閥が維持できないとして実現しなかった」。それが今、派閥の締め付けが消え多くの候補が声を挙げているとし、「党改革を叫んできた者として9人というのは衝撃的だし、いよいよ自民党も、そういう流れになったか、と。大変いいことだ」と語った。