上川外相、自民総裁へ立候補表明 初挑戦、野田氏は小泉氏を推薦

AI要約

自民党の上川陽子外相が党総裁選への立候補を正式表明し、2人目の女性候補となることが判明。

上川氏は岸田首相から激励を受けながら出馬を決断し、新たな日本の築き方を強調。

野田氏が出馬を断念し、小泉氏が推薦人になることが決定。各候補の動きが注目されている。

 自民党の上川陽子外相(71)は11日午後、東京都内のホテルで記者会見し、12日告示の党総裁選への立候補を正式表明した。名乗りを上げるのは9人目で、高市早苗経済安全保障担当相(63)に続いて今回2人目の女性候補となる。上川氏の総裁選挑戦は初めて。出馬を断念した野田聖子元総務相(64)は小泉進次郎元環境相(43)の推薦人になる見通しだ。

 上川氏は11日午前、岸田文雄首相を官邸に訪ねて出馬を報告し、激励を受けた。会見では「熟慮の末、決断した。総裁選に立候補し、難問から逃げず、国民の皆さまと新たな日本を築きたい」と意気込みを示した。

 上川氏は先月17日、首相に出馬意欲を伝えて推薦人集めを開始。20人確保に時間を要し、出馬表明が告示前日にずれ込んだ。解散した岸田派からは上川氏のほか、派閥ナンバー2の座長だった林芳正官房長官(63)が既に立候補を表明している。首相は特定候補の支持を明らかにしていない。

 小泉氏は新潟県長岡市で記者団の取材に応じ、野田氏に自身の推薦人になるよう要請し、同意を得たと明らかにした。