上川陽子外相、自民党総裁選出馬を正式表明 9人目

AI要約

自民党の上川陽子外相が党総裁選への立候補を正式に表明した。初挑戦で9人目の候補となる。

上川氏は静岡1区選出で7回当選し、安倍政権や菅内閣で重要な役職を務めてきた。岸田内閣では外相として活躍中。

麻生副総裁の称賛を受け、注目を集める上川氏。容姿について触れられたことも話題となった。

上川陽子外相、自民党総裁選出馬を正式表明 9人目

 自民党の上川陽子外相(71)は11日、東京都内で記者会見し、党総裁選(12日告示、27日投開票)への立候補を正式に表明した。出馬表明は9人目。上川氏は初挑戦となる。

 上川氏は衆院静岡1区選出で当選7回。第1次安倍晋三政権の2007年に少子化・男女共同参画担当相として初入閣した。その後、菅義偉内閣を含めて法相を3回務めた。岸田文雄内閣では23年9月から外相。

 法相だった18年、オウム真理教による一連の事件で死刑が確定した教団元代表、松本智津夫(麻原彰晃)元死刑囚ら計13人の死刑執行を命令した。

 麻生太郎副総裁が1月、「新しいスターが育ちつつある」と上川氏を称賛したことで一気に注目が高まった。麻生氏が「そんなに美しい方とは言わんけど」と容姿に触れたことを、上川氏が問題視しなかったことでも賛否両論が起きた。

 1953年生まれ、静岡県出身。東大卒業後、三菱総研を経て米ハーバード大院で政治行政学を学んだ。米上院議員の政策スタッフの経験もある。【小田中大】