法隆寺も拝観料を値上げへ、高校生以上2000円に 物価上昇などで

AI要約

奈良県斑鳩町にある法隆寺と法起寺が来年から拝観料を値上げすることを発表。物価や人件費の上昇に対応し、文化財の保存修理や設備改修を進めるためとしている。

法隆寺の拝観料は中学生以上2千円、高校生以上は1700円になり、法起寺も中学生以上500円、高校生以上は400円に値上げされる。

奈良市の興福寺も物価高騰などの理由で来年から拝観料を値上げすることを発表した。

法隆寺も拝観料を値上げへ、高校生以上2000円に 物価上昇などで

 奈良県斑鳩町にある世界遺産の法隆寺は11日、拝観料を来年3月1日から値上げすると発表した。「昨今の物価、人件費の上昇の中、文化財の保存修理や設備改修を進めるため」としている。

 値上げは2015年1月以来となる。西院伽藍(がらん)、大宝蔵院、東院伽藍の拝観料を現在の「中学生以上1500円」から「高校生以上2千円、中学生1700円」に変え、小学生は750円から1千円に上げる。団体料金(30人以上)も値上げする。

 同町にある同じ聖徳宗で世界遺産の法起寺(ほうきじ)も、拝観料を「中学生以上300円」から「高校生以上500円、中学生400円」にし、小学生を200円から300円に上げる。

 奈良市の興福寺も4日に物価高騰などを理由に、来年4月からの拝観料の値上げを発表した。(今井邦彦)