東邦ガス 名古屋国税局が約200億円の申告漏れ指摘 デリバティブ取引の“繰り延べ”処理めぐり「見解の相違がある」

AI要約

東邦ガスが金融商品取引で200億円の申告漏れを指摘された。

名古屋国税局はデリバティブ取引における課税処理を巡り問題を指摘した。

東邦ガスは国税不服審判所に異議申し立てを行っている。

東邦ガス 名古屋国税局が約200億円の申告漏れ指摘 デリバティブ取引の“繰り延べ”処理めぐり「見解の相違がある」

東邦ガスが、金融商品の取り引きを巡り、名古屋国税局からおよそ200億円の申告漏れを指摘されていたことがわかりました。

東邦ガスによりますと、将来の都市ガスの原料の仕入れ価格を固定化する「デリバティブ」と呼ばれる取り引きを巡り、東邦ガスは仕入れ時まで課税を繰り延べる処理をしていました。

これに対し、名古屋国税局は去年8月、繰り延べ処理は認められないとして2022年3月までの4年間で、およそ200億円の法人税などの申告漏れを指摘し、過少申告加算税など、およそ55億円を追徴課税したということです。

東邦ガスは去年9月ごろ納付を済ませた上で、「見解の相違がある」として去年11月に国税不服審判所に不服申し立てをしたということです。