高市早苗氏 自民党総裁就任で最優先課題は党改革「レッツ・ビー・リボーン」 総理大臣給与も廃止へ

AI要約

高市早苗氏が自民党総裁選への立候補を正式表明。党改革を最優先課題に掲げる。

政党交付金の問題を指摘し、公平な資金配分を提案。大臣給与の廃止も法改正を目指す。

高市氏は神戸大卒業後に政界入りし、21年に続き2度目の総裁選出馬。他に既に6人が出馬表明。

高市早苗氏 自民党総裁就任で最優先課題は党改革「レッツ・ビー・リボーン」 総理大臣給与も廃止へ

 高市早苗経済安保担当相(63)が9日、都内で会見し、自民党総裁選(12日告示、27日投開票)への立候補を正式表明した。出馬表明をした候補は7人目。

 会見では、総裁就任後に最優先させる課題として、党改革を挙げた。派閥議員による裏金事件、有権者の望むような法改正を行わなかったことなどから、岸田内閣の支持率は低空飛行を続けた。高市氏は「自民党総裁選になりましたら、一番最初にやらなければいけない仕事があります」と前置きし、「党総裁としてやらなければならないこと。“レッツ・ビー・リボーン(生まれ変わろう)”と、すべての国会議員に呼びかけて、国民の皆さんに信頼していただける。生まれ変わった自民党を作っていく」と、英語をまじえて述べた。

 政治とカネをめぐる問題では、政党交付金の使い道を問題視した。「特定の幹部が資金の使途を決める古くからの慣習があって、多くの議員が通常の政治活動を行えるような金額を受け取っていない」と指摘。「会計や財務の専門家の協力も得て、党本部で本当に必要な金、入りも出もですけど、しっかり予算を組む。そして自民党所属の議員、支部長が活動資金に窮することなく、最低限必要な政治活動ができるような公平な配分をする」ことで解決させる方針を示した。

 また「総理大臣給与、大臣給与、いりません。総理大臣給与、大臣給与も廃止いたします」と、法改正によって大臣給与を廃止することを目指すとした。

 高市氏は神戸大卒業後、テレビ局でキャスターを務め、93年に衆院選に初当選。これまで総務相、少子化担当相などを歴任した。総裁選への出馬は21年に続き2度目。

 総裁選には、小林鷹之前経済安保担当相(49)石破茂元幹事長(67)河野太郎デジタル相(61)林芳正官房長官(63)茂木敏充幹事長(68)小泉純一郎元環境相(43)の6人が既に出馬を表明。他にも斎藤健経産相、加藤勝信元官房長官、上川陽子外相らが立候補の準備を進めている。