小泉氏、自民総裁選へ出馬表明 6人目、夫婦別姓や憲法改正も

AI要約

自民党の小泉進次郎元環境相が党総裁選への立候補を正式表明した。

小泉氏は派閥裏金事件を受けた党改革や選択的夫婦別姓制度に関する見解を示し、総裁選への初挑戦を宣言。

40代の若手候補が世代交代を争点として、総裁選の注目を集めている。

 自民党の小泉進次郎元環境相(43)は6日、東京都内で記者会見し、党総裁選(12日告示、27日投開票)への立候補を正式表明した。派閥裏金事件を受けた党改革をはじめ、選択的夫婦別姓制度や党是である憲法改正に関する見解を示す。総裁選に名乗りを上げるのは6人目で、推薦人が必要な立候補制となった1972年以降で最多。

 小泉氏は父が純一郎元首相。総裁選には初めて挑戦する。2009年衆院選で初当選した8月30日を「政治活動の原点」と位置付け、この日に出馬会見を開く予定だったが、台風10号の影響で延期していた。

 小泉氏は裏金事件を念頭に「政治とカネの問題にいまだけじめがついていない現状を変えたい」と訴えてきた。選択的夫婦別姓の制度導入にも賛意を示し、6日の会見で詳細に説明するとしていた。

 総裁選には小林鷹之前経済安全保障担当相(49)も出馬表明しており、40代の「ポスト岸田」候補は2人目。世代交代も争点の一つとなる。