【独自】ゴミ収集車に作業員が“立ち乗り” 危険行為の背景に“高齢化”か…集積所が4カ所から13カ所に増加 北海道・置戸町

AI要約

北海道・置戸町でゴミ収集車が走行中に作業員が立ち乗りする違法行為が発覚し、問題業者は再発防止を指導。

背景にはゴミ収集場所の増加と高齢化による収拾の困難があった。

収集業者は従業員への厳しい指導を行い、二度と同様の危険行為が行われないよう対策を講じた。

【独自】ゴミ収集車に作業員が“立ち乗り” 危険行為の背景に“高齢化”か…集積所が4カ所から13カ所に増加 北海道・置戸町

北海道・置戸町の街中で、ゴミ収集車の後ろに作業員が立ったまま走行する違法運転の様子がカメラに捉えられた。取材に対し問題業者は行為を認め、再発防止を指導したとしている。今回の危険行為が行われたのは、収集場所の増加という苦い背景が関係しているという。

北海道・置戸町で8月26日午前11時ごろに撮影されたのは、ゴミ収集車の後ろに“立ち乗り”をする作業員の姿だ。

作業員は手すりをしっかり掴み、ステップ部分に立っているものの、ゴミ収集車は走行を続ける。

次の集積所へ向かっているのか、車はそのまま道路を左折し画面左側へ消えていった。

この様子を目撃した撮影者は、「いるはずのないところに乗ってるよね?というのでビックリしました」と話す。

車の後ろに立ち乗りすることは道路交通法でも禁止され、大きな事故に繋がりかねない危険な運転だ。

なぜこのような行為をしていたのか取材班がゴミの収集業者に問い合わせと、“立ち乗り”を認めた上で「収集場所の間隔が10mほどと近かったため乗ってしまった」と回答があった。

さらに危険な“立ち乗り”をした背景には地域が抱える悩みがあったという。

それは住民の高齢化だ。高齢化が進んだことで「自宅の近くにゴミ置き場を設置してもらいたい」との要望が多くなり、約10年前は4カ所ほどだったゴミの集積所が、現在では13カ所に増加した。集積所が増えた分、ゴミの回収に時間がかかるようになり、時間短縮のために危険な行為が行われてしまったという。

収集業者は今後二度とないよう、従業員たちに厳しく指導をしたと語っている。

(「イット!」 9月2日放送より)