狛江市強盗致死で当時19歳の男に懲役23年 「ルフィ」事件の一つ

AI要約

東京都狛江市で起きた強盗致死事件に関わった無職の男(21)が懲役23年の判決を受けた。

事件はフィリピンから指示された広域強盗事件の一つで、女性が死亡した唯一の事件だった。

被告は3人と共謀し、女性を殴って死亡させた後、高級腕時計などを奪った。

狛江市強盗致死で当時19歳の男に懲役23年 「ルフィ」事件の一つ

 東京都狛江市の住宅で2023年1月、女性(当時90)に暴行を加えて死亡させた上、高級腕時計など4点(計約59万円相当)を奪ったなどとして、強盗致死などの罪に問われた無職の男(21)に対する裁判員裁判の判決が6日、東京地裁立川支部(杉山正明裁判長)であった。判決は「実行役として犯行に積極的に関与した」として、懲役23年(求刑懲役25年)を言い渡した。

 事件は「ルフィ」「キム」などと名乗る男らがフィリピンから指示したとされる広域強盗事件の一つで、唯一被害者が死亡した。4人とされる実行役への判決は初めて。

 判決によると、事件当時19歳だった被告は、成人の男3人=強盗致死罪などで起訴=と共謀し、宅配業者を装って狛江市の民家に侵入。住人の女性の両手を結束バンドで縛り、腹や背をバールで殴るなどして死亡させた上、腕時計などを奪った。