告発文書調査は「第三者委で」との提案は「なかった」と斎藤知事 元副知事と証言食い違い
AI要約
兵庫県の斎藤元彦知事の疑惑が文書で告発された問題について、調査特別委員会（百条委員会）が開かれ、斎藤氏への証人尋問が行われた。
斎藤氏は、告発文書の存在を知った後、第三者委員会による調査を進言された可能性について否定したが、元副知事の証言と食い違いがあった。
斎藤氏の疑惑に関する調査や対応が進行中であり、事件の真相究明が求められている。
兵庫県の斎藤元彦知事の疑惑が文書で告発された問題について調べる県議会の調査特別委員会（百条委員会）が6日開かれ、斎藤氏本人への証人尋問が行われた。斎藤氏は3月、元西播磨県民局長の男性（60）＝7月に死亡＝が作成した告発文書の存在を知った後、県幹部に文書作成者の特定や動機などの調査を指示。委員は、こうした調査を第三者委員会を設置して行うべきだと人事課や幹部らから提案を受けたのではないかと斎藤氏に尋ねたが、斎藤氏は「進言された記憶はない」と強調した。
斎藤氏に先立つこの日午前の証人尋問で、片山安孝元副知事は、3月に人事課などが第三者委による調査を斎藤氏に提案したと証言。片山氏は、斎藤氏から「（調査に）時間がかかる」ことを理由に退けられたと述べており、斎藤氏と最側近との間で証言が食い違った。
