【速報】斎藤知事の“最側近”告発者の処分めぐり渦中の前総務部長が証人尋問「欠席」 体調不良が理由

AI要約

兵庫県の斎藤知事のパワハラ疑惑を調査する百条委員会で、前総務部長が証言する予定だったが欠席することが決まった。

元幹部の告発や内部調査に関連して、前総務部長が調査される可能性が高い。

証人尋問での欠席は初めてのことであり、事件の重要性が示唆されている。

 兵庫県の斎藤知事のパワハラ疑惑を調査する百条委員会で、5日に出頭して証言する予定だった前総務部長が、証人尋問を「欠席」することが決まりました。5日の百条委員会は午前9時45分から始まり、県産品の「おねだり疑惑」や告発者の「公益通報」について、県幹部職員や企業関係者への尋問が行われます。

 県関係者によりますと、前総務部長は4日までに、議会事務局あてに体調不良の診断書と証人尋問の欠席届を提出していたということです。

 前総務部長は、斎藤知事の“側近”だった人物の1人で、パワハラ疑惑などを告発した元幹部職員の内部調査を行った人事課を所管していました。人事課の調査では、押収された元幹部職員のパソコンに告発とは無関係の私的な情報が含まれていて、元幹部は、7月19日の百条委員会の証人尋問を前に「プライバシーに配慮してほしい」などと訴え、その後、死亡しました。

 元幹部の公用パソコンを調査した片山安孝副知事(当時)や前総務部長らには、元幹部の私的な情報を外部に漏らした疑いが浮上していて、県は弁護士会に依頼し調査する方針を示しています。

 また、前総務部長は元幹部の処分を検討する綱紀委員会で委員長を務めた人物で、8月30日の百条委員会の職員への証人尋問で、人事当局から「公益通報の調査結果を待つべきではないか」と指摘されていたにもかかわらず、「問題はない」として処分の検討を急がせたとされています。

 前総務部長は、異動願いを出した上で体調不良を理由に休職。県は、8月19日付で、総務部付としていました。

 知事の疑惑を調査する百条委員会で、予定されていた証人が欠席するのは、一連の証人尋問では初めてです。