大屋根「リング」からの光景は「地球儀」 自見万博担当相が講演

AI要約

自見英子万博担当相が、2025年大阪・関西万博を日本経済の起爆剤と位置付け、会場の工事の進捗や訪日外国人の誘致戦略について語った。

会場の様子を緑と水に包まれた地球儀をのぞくような魅力的なものと表現し、子どもや若者に様々な体験を提供したいと述べた。

関西以西への訪日外国人の呼び込みが急務であり、旅行客が通る箱根、京都に代わる「西のゴールデンルート」の開拓が重要だと指摘した。

大屋根「リング」からの光景は「地球儀」 自見万博担当相が講演

 自見英子万博担当相が5日、福岡市であった「毎日・世論フォーラム」(毎日新聞社主催)で「大阪・関西万博と地方創生が拓(ひら)く日本の未来について」と題して講演した。自見氏は「2025年大阪・関西万博を日本経済の起爆剤にする」と強調した。

 自見氏は25年4月の開幕に向け、大阪市の人工島・夢洲(ゆめしま)で進む会場の工事が順調に進んでいると説明。パビリオンを囲む大屋根「リング」上から見える光景を「緑があり、水があり、地球儀をのぞきこむようだ」とたとえ「万博で子どもや若者にも、いろんな体験をしてほしい」と期待した。

 計画では来場者2820万人のうち350万人を外国人と見込む。自見氏は、欧米豪の旅行客の多くが箱根、京都などを巡る東京―大阪間の「ゴールデンルート」を訪れている現状から、関西以西に呼び込む「西のゴールデンルート」の開拓が急務だと指摘した。【城島勇人】