美しさ、新感覚…万博パビリオンのユニホーム続々発表 パソナ、電事連、パナソニック

AI要約

電気事業連合会とパソナグループは、2025年大阪・関西万博に出展するパビリオンのスタッフ衣装を発表した。

電事連のユニホームはパビリオンと一体感のあるデザインで、パソナの衣装は着物や帯を使った華やかなドレスとなっている。

展示内容は核融合などのエネルギーの可能性に焦点を当て、子供たちも楽しみながら学べる構成となっている。

美しさ、新感覚…万博パビリオンのユニホーム続々発表 パソナ、電事連、パナソニック

電気事業連合会とパソナグループは3日、2025年大阪・関西万博に出展するパビリオンのスタッフ衣装(ユニホーム)を発表した。電事連はパビリオンと一体感のある衣装で展示を引き立て、パソナの衣装は着物や帯を仕立て直したドレスで、日本文化を世界に発信する。来年4月の開幕へ向け、これまでベールに包まれてきたパビリオンの内容が徐々に明らかになってきた。

パソナは、着物や帯などを使ったオートクチュール(高級注文服)のデザイナー、藤本ハルミさん(97)が制作したドレス7着をお披露目した。日本の伝統的な和装を華やかなドレスに仕立て直しており、日本文化を世界の来場者に発信する役割を果たす。ドレスは計20着制作される。

藤本さんは「(着物や帯の)織りの美しさは世界でも類を見ない。興味を持ってごらんいただけたら」と話した。

一方、電事連のパビリオン「電力館 可能性のタマゴたち」のユニホームは、パビリオンの外観に採用されたさまざまな形の平面を組み合わせた「ボロノイ構造」をデザインとして取り入れ、親和性を高めた。

同日発表された展示内容によると、核融合などのエネルギーの可能性について学べる約30種類の展示を用意する。入館時に渡されるたまご型デバイスが展示と連動しており、体験中に光ったり振動したりして子供たちが楽しみながら学べるようサポートする。

また、パナソニックホールディングスも8月に衣装のデザインを発表。パビリオンのテーマでもある「人によって見方が変わる」に合わせ、見る角度や着こなしによって色合いや形が変化する新感覚のユニホームで感性を刺激する。(桑島浩任)