30代以下の委員1%台 こども家庭庁が審議会、懇談会を初調査

AI要約

国の審議会、懇談会の委員のうち、30代以下の委員が1%台だったことが明らかになった。

こども家庭庁の初めての調査結果が示され、審議会と懇談会で30代以下の委員の割合が低いことが明らかになった。

こども・若者参画及び意見反映専門委員会が調査結果を共有し、こどもや若者の委員登用に関する取り組みを検討している。

30代以下の委員1%台 こども家庭庁が審議会、懇談会を初調査

 国の審議会、懇談会の委員のうち、30代以下の委員が1%台だったことがこども家庭庁の初めての調査で明らかになった。8月19日の「こども・若者参画及び意見反映専門委員会」で同庁が調査結果を共有した。

 法律に基づく「審議会」と、行政運営上の参考にするため大臣らが有識者らの参集を求める会合「懇談会」について、同庁が各府省庁に10~30代の委員の登用状況(4月1日時点)を尋ねた。

 調査結果によると、審議会では、委員1883人のうち、20代は6人、30代は15人。全体に占める30代以下の割合は1・12%だった。懇談会では30代以下の割合は1・85%。委員3848人のうち、20代は6人、30代は65人だった。   

 昨年12月に閣議決定されたこども大綱では、各府省庁の審議会、懇談会の委員にこどもや若者を一定割合以上登用するよう取り組むことが明記されており、同専門委はこども、若者の委員を登用するための手法や環境整備について検討を進める。