林芳正氏、「『媚中派』批判も、私は『知中派』」「敵を知れば百戦危うからず」自民総裁選

AI要約

自民党の林芳正官房長官は総裁選への出馬表明を行い、「知中派」であると語った。日中関係の重要性を強調し、中国を知ることの重要性を指摘した。

また、選択的夫婦別姓制度について、「通称使用を拡大していく」について慎重な議論が必要であると述べた。

林氏は首相としての責務として、意見を集約し、大まかなコンセンサスを作り上げることが必要だと語った。

林芳正氏、「『媚中派』批判も、私は『知中派』」「敵を知れば百戦危うからず」自民総裁選

自民党の林芳正官房長官(63)は3日、総裁選(12日告示、27日投開票)への出馬を表明した記者会見で、自身が中国に近い「親中派」として一部で懐疑的にみられている状況について、「『媚中派』など批判は耳にするが、私は『知中派』、中国を知っていると思っている」と語った。

林氏は「日中関係は非常に大事だ」と述べ、「己を知り、敵を知れば百戦殆(あや)うからず。決して中国と戦争するという意味ではないが、中国と向き合っていくために、中国を知っていることは一つのポイントではないか。相手を知らなければ、交渉で結論を得ることは難しいだろう」と指摘した。

また、選択的夫婦別姓制度については「個人的にあっていいと思う」とした上で、「首相として考えた場合、いろいろな意見がある。気になっているのは、(世論)調査で賛成か反対かが多く見受けられる。もう一つ『通称使用を拡大していく』とすると、(賛成・反対含め)三分の一位になっている」と述べ、旧性の通称使用も含めて、丁寧な議論が必要との考えを示した。

「首相になった暁には意見を集約し、国会議員や国民の各界各層の間で、大まかなコンセンサスを作り上げていくことが責務だと思っている」とも語った。