「民事訴訟で金取れる」訴訟仲介装い偽造文書交付容疑、無職男を逮捕

AI要約

京都府警が80歳の男性を偽造有印公文書行使の疑いで逮捕

男性は女性に偽造の調停関係文書を渡し、200万円を騙し取った

女性が被害に気づき、詐欺が露呈

「民事訴訟で金取れる」訴訟仲介装い偽造文書交付容疑、無職男を逮捕

知人女性に偽造の調停関係文書を交付したとして、京都府警伏見署は28日、偽造有印公文書行使の疑いで京都市伏見区西大黒町の無職、田中稔德(としのり)容疑者(80)を逮捕した。容疑を認めている。

逮捕容疑は昨年10月、同市伏見区の女性(69)に、実在の裁判所書記官や弁護士の名前が記載された偽造の「調停期日呼出状」1通を手渡したとしている。

伏見署によると、容疑者と女性は数年前に居酒屋で知り合ったという。令和4年9月ごろ、女性が親の入居する介護施設への不満を口にしたところ、容疑者が「施設を相手取って民事訴訟で金が取れる」などと訴訟の仲介を持ち掛けた。

女性が話に乗ったところ、容疑者は民事訴訟が進行しているように装い、約1年間にわたり裁判費用として計約200万円を女性から受け取ったという。

その後、不審に思った女性が地裁に確認し、被害が発覚した。