成人男性の肥満が3割超える…直近10年間で増加 新型コロナ感染拡大が運動日数に影響 厚労省が3年ぶりに公表

AI要約

厚生労働省の調査によると、成人男性での肥満者割合が3割を超え、直近10年間で増加していることが明らかになった。

2022年の「国民健康・栄養調査」によると、男性の肥満率は31.7%で増加傾向にあり、一方女性は21.0%に留まっている。

新型コロナ感染拡大により、体重増加や運動不足の問題が浮き彫りになったことも明らかになった。

成人男性の肥満が3割超える…直近10年間で増加 新型コロナ感染拡大が運動日数に影響 厚労省が3年ぶりに公表

成人男性で肥満者の割合が3割を超え、直近10年間で増加していることが厚生労働省の調査で分かった。

厚労省が3年ぶりに公表した2022年「国民健康・栄養調査」によると、20歳以上の肥満者(BMI25以上)の割合が、男性は31.7%、女性は21.0%で、男性の肥満者が直近10年間で増加していることが分かった。また、野菜の摂取量と、一日の歩数の平均値については、男女ともに直近10年で減少している結果となった。

新型コロナ感染拡大による生活習慣などの変化も初めて公表され、体重が「増えた」と回答した人は、男性で13.2%、女性で16.7%だったほか、体重が「減った」と回答した人は、男性で7.4%、女性で8.1%となった。

1週間あたりの運動日数については、「増えた」と回答した人は、男女ともに5.0%で、「減った」と回答した人は男性で12.7%、女性で13.8%となり、新型コロナ感染拡大が運動日数などに影響している結果となった。

この他、世帯における1人の所得と生活習慣についての調査も行われ、野菜の摂取量について所得600万円以上の人と比べて所得200万円未満の人は摂取量が少なかった。

一方、習慣的に喫煙している人の割合は、所得600万円以上の人と比べて200万円未満の人が高い結果となった。