【台風情報】東海道新幹線が30～31日にかけ計画運休の可能性 29日以降九州上陸見込みの台風10号 鹿児島で通信障害・物流遅延も
非常に強い台風10号が九州を縦断する可能性が高く、大雨や暴風に厳重な警戒が必要である。
多くの交通機関が影響を受け、新幹線や航空便の欠航・運休が相次いでいる。
通信障害や物流の遅れも生じており、事前対策と情報提供の重要性が高まっている。
急速に発達している台風10号は、現在屋久島の南を北上していて、29日以降、九州に上陸しその後、ゆっくりと列島を縦断する見込みだ。
非常に強い台風10号は現在、屋久島の南をゆっくりとした速さで北上していて、29日以降九州に上陸する見込みだ。
その後も、発達を続けながら遅いスピードで週末にかけて、列島を縦断する可能性がある。
宮崎県日南市深瀬では、すでに1時間に74.0ミリの雨が降り8月の観測史上1位となった。
28日、29日で予想される最大瞬間風速は、奄美地方と九州南部で70メートルとなっている。
29日朝までに予想される雨量は、九州南部で500ミリなどとなっていて、30日以降もさらに雨量が増え、記録的な大雨になるおそれがある。
長引く大雨や暴風に厳重に警戒が必要だ。
台風10号の接近に伴い、空の便は欠航が相次いでいて、新幹線も計画運休などが発表されている。
28日の国内線の空の便は、日本航空は鹿児島や奄美大島、宮﨑を発着する便など112便、全日空が28便の欠航が発表されている。
また、九州新幹線は28日夜から29日にかけ、熊本駅と鹿児島中央駅の間の運転見合わせを決定した。
また、29日は博多駅と熊本駅の間でも、運転見合わせの可能性があるということだ。
東海道新幹線は30日から31日にかけて、山陽新幹線は29日夜から31日にかけて、全線もしくは一部区間で、計画運休や長時間にわたる運転見合わせを実施する可能性があるということだ。
鹿児島県の一部地域などで通信障害や物流の遅れが生じている。
いずれも午前9時現在、NTTドコモ、KDDI、楽天モバイルの3社は鹿児島県喜界町で、ソフトバンクは鹿児島県奄美市と喜界町で、携帯電話サービスなどが利用できない、または利用しづらい状況だということだ。
物流については、日本郵便が鹿児島県や大分県、静岡県の一部地域で郵便局の窓口業務を休止しているほか、沖縄県や鹿児島県の一部地域を発着する郵便物やゆうパック等に遅れが生じていると発表しています。
また、ヤマト運輸と佐川急便も鹿児島県の一部地域への荷物の預かりなどを停止しています。
台風10号の接近を受け、岸田総理大臣は事前の対策など3点を指示した。
岸田総理は28日朝、関係省庁に対して、国民への情報提供を的確に行うこと、避難の支援などの事前対策に万全を期すこと、被害が発生した場合の応急対策に全力で取り組むことの3点を指示した。
（「Live News days」8月28日放送より）
