敦賀2号機、審査書案を了承 新基準「不適合」は初 規制委

AI要約

日本原子力発電敦賀原発2号機の新規制基準適合性審査で、原子力規制委員会は不適合とする審査書案を了承した。

審査書案をパブリックコメントの上で決定し、再稼働が事実上不可能となる可能性がある。

敦賀2号機は活断層の上に設置を認められず、不適合判定は初めてである。

 日本原子力発電敦賀原発2号機(福井県敦賀市)の新規制基準への適合性審査で、原子力規制委員会は28日、不適合とする審査書案を了承した。

 パブリックコメント(意見公募)を実施した上で決定する。正式決定されれば、敦賀2号機の再稼働は事実上不可能となるが、原電側は再申請を目指す考えを示している。

 東京電力福島第1原発事故後の2013年にできた新規制基準では、活断層の上に原子炉建屋などの設置を認めていない。これまで17基が適合と判断されて審査に合格したが、不適合は初となる。