NHKのラジオ国際放送めぐり「遺憾」林長官

AI要約

NHKのラジオ国際放送で中国籍の外部スタッフが尖閣諸島は中国の領土であると発言し、さらに南京大虐殺や慰安婦問題に触れたことに関して、林官房長官が遺憾の意を表明し、日本固有の領土である尖閣諸島を強調した。

NHKに対し、再発防止に努めるよう要請がなされ、NHKは再発防止策として中国語ニュースの事前収録などを発表した。

林官房長官は当該スタッフの発言が国の立場と相容れないとして非難し、NHKに社会的責任を深く認識し取り組むよう求めた。

NHKのラジオ国際放送めぐり「遺憾」林長官

NHKのラジオ国際放送で中国籍の外部スタッフが尖閣諸島は中国の領土などと発言した問題について、林官房長官は「遺憾だ」と述べ、尖閣諸島は日本固有の領土であると強調しました。

林官房長官

「こうした事案が生じたことは遺憾であると考えております。尖閣諸島が我が国固有の領土であることは歴史的にも国際法上も明らかであります」

 NHKのラジオ放送では、同じスタッフがさらに「南京大虐殺を忘れるな。慰安婦を忘れるな」などとも発言していて、林長官は「当該スタッフの発言は我が国の立場と全く相いれない」と強調しました。

 そのうえでNHKに対し、公共放送としての「社会的責任を深く認識し再発防止に取り組んでいただきたい」と述べました。

 NHKは22日、ラジオ国際放送の中国語ニュースについては事前収録して放送するなど再発防止策を発表しています。