偽計業務妨害の可能性も…「南京大虐殺・慰安婦・731部隊を忘れるな」NHK国際ラジオでの「尖閣」発言に問題発言連発

AI要約

中国籍のNHK外部スタッフが尖閣諸島は中国の領土と発言し、NHKに抗議意思を示す問題が発生。

問題の発言は生放送であり、内容は日本固有の領土である尖閣諸島を中国の領土だと主張したこと。

NHKは厳重な抗議を行い、契約を解除し、損害賠償請求と刑事告訴の検討を行うことを発表。

偽計業務妨害の可能性も…「南京大虐殺・慰安婦・731部隊を忘れるな」NHK国際ラジオでの「尖閣」発言に問題発言連発

NHKのラジオ国際放送で中国籍の外部スタッフが、「尖閣諸島は中国の領土」と発言した問題。

NHKが新たに文書を公開し、不適切な発言の詳細を明らかにしました。

問題の発言が生放送されたのは、19日の午後1時過ぎ。

ラジオ国際放送とラジオ第2放送の中国語のニュース番組でした。

中国籍のスタッフは、沖縄県の尖閣諸島について「(釣魚島と付属の島は)古来から中国の領土です。NHKの歴史修正主義とプロフェッショナルではない業務に抗議します」と発言。

日本固有の領土である尖閣諸島を「中国の領土」と勝手に発言した上、NHKに対する抗議の意思を示したのです。

この日、番組では靖国神社で見つかった中国語の落書きに関するニュースを紹介していて、問題の発言があったのはその直後のことで、中国籍のスタッフは、さらに英語で「南京大虐殺を忘れるな。慰安婦を忘れるな。731部隊を忘れるな」と続けたといいます。

生放送で、原稿にはない問題発言を繰り返した中国籍のスタッフ。

この問題を受け、22日、NHKの稲葉会長らが自民党本部で経緯を説明し、謝罪しました。

NHK・稲葉延雄会長:

視聴者、国民の皆さまに改めて深くおわび申し上げます。

NHKは、業務委託契約を結んでいる関連団体を通じて、本人に厳重に抗議するとともに契約を解除したとしています。加えて、「今後、損害賠償請求を行うとともに刑事告訴の検討を含め厳正に対処します」と発表しました。

刑事告訴では、どのような罪に問われるのでしょうか。

話を聞いた山田・尾﨑法律事務所の今井弁護士によると、「間違った情報を流し、視聴者などを欺いた疑いがあるとして偽計業務妨害に当たる可能性がある」ということです。