残暑の夜を彩る10メートル級の巨大提灯ずらり 海魔退散祈る

AI要約

愛知県西尾市の諏訪神社で開催された「三河一色大提灯まつり」は、450年以上の歴史を持つ伝統行事で、大小合わせて12張りの大提灯が境内に並び、華やかな雰囲気を演出している。

この祭りは海魔退散を祈願して始まり、江戸時代には提灯に火を灯す習慣が取り入れられた。夏の終わりを彩る風物詩として親しまれている。

大提灯は25日午後5時まで掲げられており、見物客で賑わっている。歴史と伝統が息づく祭りの雰囲気を楽しむことができる。

残暑の夜を彩る10メートル級の巨大提灯ずらり 海魔退散祈る

 450年以上の歴史があるとされる「三河一色大提灯(ぢょうちん)まつり」が24日、愛知県西尾市の諏訪神社で始まった。

 最大で長さ約10メートル、直径約5.6メートルの6組、計12張りの大ぢょうちんが境内に並ぶ。午後7時すぎ、華やかな歴史絵巻が描かれたちょうちんに火がともされると、残暑のなかを訪れた多くの人たちが見入っていた。

 海魔退散を祈願して大かがり火をたいたのが起源といわれ、江戸時代に入ってちょうちんに献灯するようになった。

 大ぢょうちんは、25日午後5時まで掲げられている。(溝脇正)