福島第一原発「燃料デブリ」 試験的取り出しへ

AI要約

福島第一原発2号機の「燃料デブリ」の取り出し作業が22日から始まる見込み。

原子炉で溶け落ちたデブリの総量は約880トンで、2号機では準備作業が開始される。

作業が順調に進めば1週間ほどでデブリを取り出し、茨城県内の施設で分析が行われる予定。

福島第一原発「燃料デブリ」 試験的取り出しへ

 福島第一原発2号機のいわゆる「燃料デブリ」の試験的な取り出しが、22日から始まる見込みです。

 福島第一原発では、原子炉で溶け落ちた「燃料デブリ」の総量が1号機~3号機までで約880トンあります。東京電力は、このうちの2号機で22日、デブリの取り出し準備を開始しました。午前中には、装置が格納容器の外側の隔離弁に達し、試験的な取り出し作業に入る見込みです。

 その後、順調に作業が進めば1週間ほどで釣り竿で糸を垂らすようにケーブルを下ろして1グラム程度のデブリをつかみ、さらに1週間程度をかけてデブリを入れた容器を回収します。回収されたデブリは茨城県内の施設で分析が行われる予定です。(ANNニュース)