福島第一原発「燃料デブリ」 8月22日から取り出し開始

AI要約

東京電力は、福島第一原発2号機から「燃料デブリ」の試験的取り出しを始める。燃料デブリの総量は約880トンであり、取り出し作業は22日に開始される。

取り出し作業は貫通孔と呼ばれる穴を利用し、ケーブルを下ろしてデブリを回収する。作業は1週間ほどでデブリをつかみ、さらに1週間で回収容器を取り出す予定。

福島第一原発「燃料デブリ」 8月22日から取り出し開始

 東京電力は、福島第一原発2号機のいわゆる「燃料デブリ」の試験的取り出しを22日に始めると発表しました。

 福島第一原発では、原子炉の中に溶け落ちた「燃料デブリ」の総量が、1号機から3号機までで約880トンあります。東京電力は、この燃料デブリの取り出しを22日に始めると発表しました。2号機の格納容器にもともとあった貫通孔と呼ばれる穴に筒を通し、釣り竿で糸を垂らすようにケーブルを下ろして1グラム程度のデブリを回収するということです。

 作業を開始してから1週間程度でデブリをつかみ、さらに1週間程度でデブリを入れた容器を回収する予定です。(ANNニュース)