「ご飯論法」神谷氏の除籍発表 共産党福岡県委員会

AI要約

共産党福岡県委員会は、党首公選制を訴えて除名された漫画評論家の神谷貴行氏を除籍し、16日付で解雇した。

神谷氏は党首公選制を訴えて処分見直しを求め、規約違反で除籍された経緯がある。

党側は神谷氏の自己批判を求めたが、神谷氏は応じず司法の場で争う姿勢を示している。

「ご飯論法」神谷氏の除籍発表 共産党福岡県委員会

共産党福岡県委員会は、党首公選制を訴えて共産党から除名された党員の処分見直しを求めていた漫画評論家の神谷貴行氏を除籍したと発表した。6日付で除籍し、16日付で専従職員を解雇した。除籍理由について「神谷氏が日本共産党員としての資格を自ら喪失した」と説明した。

神谷氏は流行語大賞で入賞した「ご飯論法」の発案者の1人。党首公選制を訴えて除名されたジャーナリストの松竹伸幸氏の処分見直しを県委員会内で主張。その内容を自身のブログで公表したとして規約違反に問われ、党側は「ブログ記事の削除と自己批判」を求めていた。

神谷氏は応じず、新たに更新したブログについても、党側は党と党員に対する「誹謗(ひぼう)中傷」に当たるとして問題視。神谷氏について「規約を自分勝手に都合よく解釈しており、実際には規約を守って活動する意思がない」と断じた。16日に面談した際、神谷氏から「承服できない」との意思表示があったとしつつ、除籍理由への「反論はなかった」と主張した。神谷氏は司法の場で争う姿勢を示している。