岸田総理 9月上旬の訪韓を調整 退陣前に関係改善の流れ継続目指し

AI要約

岸田総理大臣は来月上旬にも韓国を訪問し、尹錫悦(ユン・ソンニョル)大統領と首脳会談を行う方向で調整に入りました。

岸田総理は日韓関係の改善を目指し、元徴用工問題の解決などを含めて関係強化を図っています。

来年の日韓国交正常化60周年に向け、岸田総理は関係改善の流れを維持する狙いを持っている。

岸田総理大臣は来月上旬にも韓国を訪問し、尹錫悦(ユン・ソンニョル)大統領と首脳会談を行う方向で調整に入りました。退任後も日韓関係の改善の流れが続くよう道筋をつけたい考えです。

 政府関係者によりますと、岸田総理が、来月上旬にも韓国・ソウルを1泊2日、もしくは日帰りで訪問する方向で調整しています。

 岸田総理は、尹大統領との間で元徴用工を巡る問題の解決に道筋をつけ、およそ12年ぶりのシャトル外交を再開させるなど、日韓関係の改善を岸田政権の成果の1つとしています。

 来年、日韓国交正常化から60年を迎えるのを前に、岸田総理の退任後も関係改善の流れを継続させる必要性を訴える狙いです。

 岸田総理は、自民党の総裁選挙の期間中、来月22日から訪米し、ニューヨークでの国連総会などにも出席する方針です。

 アメリカのバイデン大統領ら各国首脳との会談も行う方針ですが、尹大統領は国連総会には出席しない予定のため、韓国を訪問する方向で調整しているということです。