自民総裁選 9月12日告示、27日投開票へ 岸田総理「新生自民党を国民に示すものになる」

AI要約

自民党は、岸田総理の後継を選ぶ総裁選の日程を9月12日告示、27日投開票に決定。最長15日間の選挙戦を行い、お金のかからない選挙とすることを確認。

岸田総理は議論を重視し、「新生自民党を国民に示す」と述べる。解散総選挙に向けて人気候補が注目されている。

国会議員票を巡り、中堅・若手議員の動向が重要。石破氏が出馬表明を検討し、「知名度の低さ」が課題の小林氏も出馬を表明するも、様子見の議員が多い状況。

自民総裁選 9月12日告示、27日投開票へ 岸田総理「新生自民党を国民に示すものになる」

 自民党は、岸田総理大臣の後継となる総裁を選ぶ選挙を9月12日告示、27日投開票とする日程を決めました。

 これまでで最長の15日間の選挙戦を決めたほか、お金のかからない選挙とすることも確認しました。

 岸田総理は役員会で、「新生自民党を国民に示すものになる。真剣勝負の議論を展開してもらいたい」と強調しました。解散総選挙を見据え世論調査で人気の高い候補に注目が集まっています。

「(出馬表明は)早ければいいというものではありませんが、なるべく早い機会に」(自民党・石破元幹事長)

 国会議員票をめぐっては党内の半分以上を占める中堅・若手議員の動向がカギとなります。石破氏は、今週中に表明する考えですが、党内からは「推薦人の確保ができても、議員への広がりに繋がっていない」と課題を指摘する声が上がっています。

 一方で、「知名度の低さ」が課題の小林鷹之氏は19日にいち早く出馬を表明したものの、周辺は「地方議員の票を1カ月で集めるのは簡単ではない」と話しています。さらに各陣営からは「小泉さんが出ると地方票を一気に持っていかれる」と警戒する声が上がっています。

 派閥の締め付けがなく展開を予想するのが難しいなか、勝ち馬に乗りたい議員心理もあるため、まずは様子見する議員が多いのが現状です。(ANNニュース)