【悲劇】チャイルドシート取り付けられてなかった…7歳と5歳姉妹2人死亡 母親運転の車が対向車線にはみ出しバスと正面衝突

AI要約

お盆休み最終日に軽乗用車と路線バスが衝突し、7歳と5歳の姉妹が死亡。事故の詳細や救出の様子が報道された。

運転していた母親の軽乗用車は対向車線にはみ出しており、チャイルドシートが取り付けられていなかった。子供達は死亡したものの、シートベルトは着用していた。

親たちのインタビューから、チャイルドシートの使用に対する認識の違いや問題点が浮かび上がった。

【悲劇】チャイルドシート取り付けられてなかった…7歳と5歳姉妹2人死亡 母親運転の車が対向車線にはみ出しバスと正面衝突

お盆休み最終日に、母親が運転する軽乗用車が路線バスと正面衝突し、7歳と5歳の姉妹が死亡する事故が発生した。

幼い女児2人が死亡する痛ましい事故は、なぜ起きてしまったのだろうか。

9月18日午前11時ごろ、福岡市で路線バスと軽乗用車が正面衝突する事故が発生した。

防犯カメラの映像を見ると、画面左手から直進してきたバスに車が突っ込む様子が捉えられていた。車は跳ね飛ばされ、歩道に乗り上げて停止した。

また事故直前、車が対向車線に大きくはみ出しているのが分かる。

この事故で、母親が運転する軽乗用車の後部座席に座っていた、7歳の古賀優麗愛さんと、妹で5歳の麻里愛さんが死亡した。

母親は30代で、足を負傷したという。

事故翌日の19日には、事故現場には献花や手を合わせに訪れる人の姿が多く見られた。

事故はなぜ起きてしまったのだろうか。

事故直後には、駆けつけた人が幼い2人の命を救おうと、救命措置を行う様子が防犯カメラに残されていた。

救命措置を行った男性は、子供達の意識を戻そうと必死だったと言う。

救命措置を行った男性:

後部座席に乗っていた子達が呼びかけても(無反応)だったので、すぐ降ろして心臓マッサージしながら119番した。

隊員さんの指示を仰ぎながらずっと心臓マッサージをして・・・ 意識は戻らないままだった。

さらにその後の調べで、後部座席にはチャイルドシートが取り付けられていなかったことが、新たに分かった。

6歳未満に義務づけられたチャイルドシートについて、幼い子を持つ親に聞いてみると…

6歳の子を持つ親:

もう大人のシートベルトで対応できるので(チャイルドシートは着けない)。嫌がって乗りたくないと抜け出しちゃったりとか。

子ども:

これから大人になるの、ない方が良い。

4歳と12歳の子を持つ親:

嫌がったりして下の子はちょっと大変。今夏だから暑いのか分からないですけど。

7歳の子を持つ親も、「(チャイルドシートは)すごい疲れるし、すごく泣くし、お母さん近くにいるになんで抱っこしてくれないのって状況になってしまう。一般道はやっぱり外してしまう事もあった」と話していた。

死亡した2人は後部座席で、シートベルトを着用していた。

警察は過失運転致死傷の疑いで母親から事情を聞く方針だ。

(「イット!」8月19日放送より)