「めざまし8」谷原章介、元大阪府知事・松井一郎氏に斎藤元彦知事を巡り質問「維新の推薦をした責任はどう感じていますか?」

AI要約

兵庫県知事を巡る辞職要求の動きが加速している。現状に厳しい心境を表明する斎藤元彦知事に対し、自民党や公明党などの県議組織が辞職を申し入れる様子が報じられた。

斎藤氏は続投の意向を示しつつも、県議らが辞職を要求する状況に対して「重い決断」とコメント。自民党支持者の辞職要求には申し訳なさや悔しさを示す場面もあった。

元大阪府知事の松井一郎氏は出演し、斎藤氏の改革マインドやスキルを称賛しつつも、混乱する兵庫県政に対する政治責任を問題視。維新の会や自民党も含め、今後の県政の進め方が焦点になる。

「めざまし8」谷原章介、元大阪府知事・松井一郎氏に斎藤元彦知事を巡り質問「維新の推薦をした責任はどう感じていますか?」

 俳優の谷原章介がMCを務めるフジテレビ系「めざまし8」(月曜~金曜・午前8時)は12日、パワハラやおねだりの疑惑告発文書問題に揺れる兵庫県の斎藤元彦知事を巡り自民党、公明党、立憲民主党県議らでつくる「ひょうご県民連合」、無所属議員4人が12日に辞職を申し入れることを報じた。これですでに辞職を申し入れた維新の会を含め86人の県議全員が辞職要求する構図となった。

 11日の定例会見で斎藤氏はこうした現状に「状況は大変厳しく重く受け止める」と言及。「4年間しっかり仕事をするのが県民からの負託に応えることだ」と続投の意向を重ねて示した。

 一方で自民が分裂した前回知事選で支えた県議も辞職要求に加わることについて心境を問われると、目に涙を浮かべ「重い決断をして出馬要請をしてもらった。申し訳なく、自分に対して悔しい」と言葉を詰まらせ「まだまだ力不足なところもあるが未来の兵庫のためにやっていきたい」と述べた。

 番組には元大阪府知事の松井一郎氏がリモート出演した。地域政党「大阪維新の会」、そして国政政党「日本維新の会」を作り、府知事時代は財政課長を務めた斎藤氏の上司だった松井氏に谷原は「厳しい物言いになるかもしれませんけども」とした上で「もともとは上司部下の関係だった。そして維新が知事とした推した知事が現状、このような状況を招いています。維新の推薦をした責任みたいなものはどう感じていますか?」と質問した。

 これに松井氏は「僕が大阪府にいるころ斎藤さん、非常に公務員としてのスキル高かったです。それから改革のマインドも持ってました。改革のマインドがあったから今、兵庫県の財政状況が改善しているわけですから」とし「そして大阪府の職員からも、そういう斎藤さんが人間的にいかがなものか?と。今、言われているパワハラだとかおねだりとかそういう体質があるという、そういう話は聞いたことがありません」と述べた。

 続けて「でも、結果として今、これだけ兵庫県政が混乱している部分については、政治責任としては維新の会も、そして推薦した自民党もあると思います。その責任はこれからの県政をどう動かしていくか。仕事で返すしかないと思います」と述べた。