桂離宮でお月見しませんか 宮内庁、10月「十三夜」に

AI要約

宮内庁京都事務所は桂離宮で年に一度の観月会を開催する。今年で5回目の開催で、池に映る二つ目の名月が見られる可能性がある。

桂の地は古くから月見の名所として知られ、美しい水面に映る月が称賛されてきた。

観月場所は今年は茶室「月波楼」から御殿「古書院」の広縁に変更され、雅な雰囲気を楽しめる。

 宮内庁京都事務所は10月15日の夜、桂離宮(京都市西京区)で年に一度の観月会を開く。この日は十五夜に並ぶ名月とされる十三夜(旧暦9月13日)で、天候が良ければ、庭園の池に映る二つ目の名月が見えるかもしれない。今年で5回目。

 豊かな水系に恵まれた桂の地は、平安時代から月見の名所として知られ、水面に映る月の美しさがたたえられてきた。

 例年、観月場所は池のほとりの茶室「月波楼」前だったが、屋根のふき替え工事中のため、今年はメインの御殿「古書院」の広縁に変更。広縁には竹をすのこ張りにした「月見台」が張り出しており、往時の雅な雰囲気を味わうことができそうだ。

 募集人員は64人。