晴れていても天気急変に注意 台風7号 あす(金)は強い勢力で関東接近へ 暴風や大雨に厳重警戒 早めの備えを

AI要約

きょう(木)は、広い範囲で大気の状態が不安定となり、急な強い雨や雷雨に注意が必要。台風7号の接近による暴風や高波にも警戒が必要で、備えを怠らないように。

湿った空気が流れ込みやすくなり、雷雲が発達しやすくなるため、局地的に激しい雨が降る見込み。猛暑日が続く一方で、熱中症にも警戒が必要。

台風7号は北上しながら勢力を強め、関東や東北に接近するおそれがある。暴風や大雨に備え、最新の予報に注意が必要。

晴れていても天気急変に注意 台風7号 あす(金)は強い勢力で関東接近へ 暴風や大雨に厳重警戒 早めの備えを

 きょう(木)は、湿った空気や気温の上昇などの影響で広い範囲で大気の状態が不安定となる見込み。晴れ間の出る所も急な強い雨や雷雨に注意が必要だ。台風7号は発達しながら北上し、強い勢力となり暴風域を伴ってあす(金)からあさって(土)にかけて、関東や東北に接近するおそれがある。暴風や高波、大雨による土砂災害や低い土地の浸水、川の増水や氾濫に厳重な警戒が必要だ。きょうのうちに備えを済ませておきたい。

 台風7号の北上もあり、日本付近は湿った空気が流れ込みやすくなっている。気温の上昇もあって、西日本から北日本の広い範囲で雷雲が発達しやすくなりそうだ。晴れ間の出る所もあるが、昼ごろからは山沿いだけでなく市街地も含めてあちこちで雨雲が発達して、局地的に激しい雨が降る見込み。急な強い雨や落雷、突風、ひょうなどの天気の急変、道路の冠水や急な川の増水に注意が必要だ。夜になると関東の沿岸部には台風周辺の雨雲がかかってくる見通し。

 きょう(木)も東海から西は35℃以上の猛暑日が続く所が多くなる。大分県の日田では39℃、名古屋や佐賀などで38℃まで上がり、危険な暑さが続きそうだ。東京は34℃の予想だが、猛暑日にならなくても各地で湿度が高く体にこたえる蒸し暑さとなる。朝晩も気温の高い状態が続くため、熱中症に十分な注意が必要だ。

 台風7号は小笠原近海を発達しながら北上し、強い勢力となる見込み。あす(金)にかけて、勢力を維持したまま暴風域を伴って、関東や東北に接近する見通し。伊豆諸島では今夜から風や雨が強まり、あすにかけて、伊豆諸島や関東では瞬間的に60メートルと猛烈な風が吹く見込み。台風周辺や本体の活発な雨雲がかかるため、関東ではあすは夜にかけて断続的に非常に激しい雨が降り、大雨となるおそれがある。

 東北もあすの午後から太平洋側を中心に雨脚が強まってくる見込み。暴風や高波、土砂災害や低い土地の浸水に厳重な警戒が必要だ。飛ばされやすいものはきょうのうちに室内に片付けておき、停電への備えもしておきたい。交通情報と合わせて最新の予報に注意が必要だ。

(気象予報士・及川藍)