14日はきょうよりもさらに変わりやすい天気に 台風7号は16日に山梨に影響 気象予報士が解説 山梨 【天気】

AI要約

きょうとあすの天気を比較すると、台風7号と熱帯低気圧の位置が変わらず、不安定な天気が続く見込みです。

あすは上空の寒気が入り広範囲で変わりやすい天気となる可能性があり、局地的には激しい雨が予想されます。

台風7号は北東方向に進み、関東を直撃する可能性があるため、16日金曜日に県内でも大雨に注意が必要です。

14日はきょうよりもさらに変わりやすい天気に 台風7号は16日に山梨に影響 気象予報士が解説 山梨 【天気】

米津龍一気象予報士:

あすのお天気ポイントはこちら。

きょうよりもさらに変わりやすい天気となりそうです。

では説明していきます。まずきょうとあすの天気図の比較です。

きょうの天気図では、日本の南に台風7号がありまして、きのう台風5号だったものが、東北を横断して熱帯低気圧へと変わりました。

台風7号から雷雲のもととなる暖かく湿った空気を運んでくる形となりましたので、午前中は晴れていたところも、午後は雷雨となったところがありました。

ここで、きょうの天気図とあすの天気図を見比べてみると、南に台風7号北に熱帯低気圧と位置がほとんど変わらないんです。

ですから、あすも変わりやすい天気となります。

きょうよりもさらに変わりやすいというのは理由がありまして、台風からの湿った空気だけじゃなくて地上と上空の気温差が大きいとまた不安定度が高くなるんです。

上空の冷たい空気=寒気を重ねてみますと、きょうはその冷たい空気は無かったんですが、あすはその冷たい空気がかかってきます。

きょうよりも広範囲で変わりやすい天気となる恐れがありますので、局地的にはバケツをひっくり返したような雨になりますから要注意となります。

台風が今6号7号8号と三つできているんですが、山梨に影響がありそうなのは7号ですので、それに焦点を当てて見ていきます。

日本の南にある台風7号、このあと進路を北東方向に進めたあと、北よりに進んでいく見通しとなっています。

発達しながら進む予想となっていまして、強い勢力で関東を直撃する恐れがあるんです。

そのタイミングというのが16日金曜日ということになりますから、このタイミングが県内でも大雨の恐れがあるんです。

この進路図、こちらのものと比較していただきたいんですが、左が今年の台風7号の進路予想図で、右が2019年の台風19号の進路図です。かなり似ています。

この2019年の台風19号でどんなことが起こったのか、令和元年の「東日本台風」と聞けば、思い出す方もいらっしゃるかもしれません。今から5年前、台風19号によって全国的な死者が90人を超える被害があったんです。