成田空港の緊急着陸の貨物機を航空事故と判断 機体が激しく損傷 事故調査官を派遣へ

AI要約

13日未明に成田空港で緊急着陸したアメリカのアトラス航空の貨物機が激しい損傷を受け、国の運輸安全委員会が事故調査官を派遣することが決定。

機体は離陸後に油圧系統の故障や気圧低下が発生し、空港に引き返して緊急着陸。損傷箇所として左の主脚が大きく損傷しており、タイヤ2本が破損、胴体にへこみや亀裂が確認された。

さらに、離陸後の滑走路にはタイヤ片などが散乱しており、タイヤが破損していた可能性が指摘されている。

成田空港の緊急着陸の貨物機を航空事故と判断 機体が激しく損傷 事故調査官を派遣へ

千葉県の成田空港で13日未明に緊急着陸した貨物航空機について、機体の損傷が激しいことから航空事故として国の運輸安全委員会が14日にも事故調査官を派遣することがわかりました。

アメリカのアトラス航空の貨物機は、12日夜、成田空港を離陸後に機体の操作に使う油圧系統の故障や機内の気圧低下があったため空港に引き返し、13日未明に緊急着陸しました。

その後の調べで、左の主脚の金属部分がむき出しになるほどタイヤ2本が激しく破損していたほか、胴体にへこみや亀裂が確認されるなど損傷が激しかったことがわかり、国交省は航空事故と判断しました。

また、貨物機が離陸後の滑走路には、タイヤ片などが散乱していて、離陸の時点ですでにタイヤが破損していた可能性があるということです。

国の運輸安全委員会は、14日にも事故調査官2人を現地に派遣し、詳しい原因を調査する方針です。