「気候変動とアート」テーマに展覧会 滋賀県〔地域〕

AI要約

大津市の旧大津公会堂で10日から2日間、気候変動の影響をアートから考える展覧会「HELP展~30年後には消えてしまうかもしれない In SHIGA~」が開催された。

作品の一つとして、ホタテやイワシ、イカなど魚介類の絶滅の可能性をネタの透明度の変化で表現したすしのオブジェが展示された。

同展は、環境保護団体グリーンピース・ジャパンが主催し、滋賀県が後援。気候変動に関する記事を展示したほか、トークイベントも実施された。

 大津市の旧大津公会堂で10日から2日間、気候変動の影響をアートから考える展覧会「HELP展~30年後には消えてしまうかもしれない In SHIGA~」が開催された。作品の一つとして、ホタテやイワシ、イカといった魚介類について、海水温の上昇などの影響で30年後になくなる可能性をネタの透明度の変化で表現したすしのオブジェが展示された。

 同展は、環境保護団体グリーンピース・ジャパンが主催し、滋賀県が後援。昨年は東京で開催し、今回は初の巡回展の取り組みとして、滋賀県内3高校の新聞部員が気候変動について学び制作した記事を会場で展示したほか、「琵琶湖と気候変動」をテーマにしたトークイベントなども実施した。

 企画の立案・運営を担当したグリーンピース・ジャパンの高田久代さん(44)は、気候変動の問題解決に向けて来場者が「個人で働き掛けられることがたくさんあるということを(展覧会を通じて)明るく楽しく感じてもらいたい」と語った。