もう日本で夏季五輪開催は無理?気候科学関連団体が警告

AI要約

地球温暖化により東京での夏季オリンピックの開催が困難になる可能性が指摘されている。

気候科学関連の団体が、多くの都市が安全限界を超えており、熱中症や死亡者の増加のリスクが高まっていると報告している。

専門家は一般的に、熱ストレス指数が27.7度を超えるとスポーツイベントが中止すべきだと勧告している。

もう日本で夏季五輪開催は無理?気候科学関連団体が警告

 地球温暖化で、もう東京では夏のオリンピック(五輪)が開催できないかもしれない。米CNNは11日、気候科学関連非営利団体「カーボンプラン」の言及結果を報じた。「データ分析の結果、全世界ほとんどの都市が安全限界を超えるため、夏五輪の開催は難しい」と展望した。

 カーボンプランは「25年には東京、ソウル、アテネ、ローマアトランタ、バルセロナなどは25年の熱ストレス指数が安全の限界27・7度を超える。特に北京は32度を超える」と予測した。

 熱ストレスは気温や湿度などを中心に計算するが、30度以上になると、熱中症などの患者が急増するという。同指数が32度を超えると、死亡者が出る確率も増えるようだ。専門家は一般的に「熱ストレス指数が27・7度を超えると、スポーツ行事は中止すべき」と勧告している。