台風7号 海面水温が高い海域を北上 15日は「強い」勢力に 関東への影響は?

AI要約

台風7号の進路と影響についての注意喚起。関東地方での大荒れの天気に備える必要がある。

台風7号の進行予想と海面水温の影響について。強い勢力での接近が予想され、関東地方を中心に影響が出る可能性が高い。

台風7号の接近に伴う注意点や対策。交通機関への影響や食料の確保などの準備を行い、安全を確保することが重要。

台風7号 海面水温が高い海域を北上 15日は「強い」勢力に 関東への影響は?

台風7号は、海面水温が高い海域を北上し、15日(木)には「強い」勢力になる予想。まだ進路の予想には幅がありますが、関東は台風接近前から雨が降り、16日(金)頃は大荒れの天気になるおそれも。今後の情報にご注意ください。

台風7号は、今日13日(火)午前9時現在、日本の南を1時間におよそ15キロの速さで東北東へ進んでいます。中心の気圧は996hPa、中心付近の最大風速は20メートル、最大瞬間風速は30メートルです。

今後、発達しながら北上し、明日14日(水)には小笠原諸島に最接近、16日(金)頃に東日本に接近するおそれがあります。予報円の西側のコースを進んだ場合は、東海や関東に上陸する可能性もあります。東側の陸地から離れたコースを進んだ場合でも、海上を中心が影響が出るでしょう。

上の図は、11日(日:山の日)の海面水温です。今後、台風7号が進むと予想されるのは、30℃以上の海面水温が高い海域となっています。平年と比べると2℃前後高い海域です。そのため、本州に近づいても勢力を落とすことなく、16日(金)は強い勢力で東日本に接近するおそれがあります。

最新の予報では、関東で台風7号の影響を最も受けそうなのが、16日(金)頃。大雨や暴風となるおそれがあります。ただ、台風が接近する前から、台風周辺から流れ込む暖かく湿った空気の影響で雨が降り、雨脚が強まる所もあるでしょう。お盆のUターンラッシュと重なる時期です。交通機関にも大きな影響が出ることが考えられます。早めの備えとともに、予定の見直しをしておくと良いでしょう。

台風が離れて、天気が回復する17日(土)は、最高気温35℃以上の猛暑日となる所が多い見込みです。お盆を過ぎても厳しい残暑が続くでしょう。

① 交通機関の乱れ

雨や風が強まることにより、航空機や船舶の欠航、新幹線など列車の運休、高速道路など道路の通行止めの可能性があります。欠航は、大荒れのピーク時だけでなく、ピークの前後、数日間に及ぶこともあり、また、大雨になる前でも、事前の気象情報などにより、計画運休を行う場合もあります。お出かけの際は、予定の変更も視野に入れて、計画を見直してください。

② 物流のストップ

道路の通行止めなどにより、物流がストップすると、宅配便の受け入れが停止されることもあります。また、コンビニやスーパー、デパートなどが臨時休業し、食糧などが供給されなくなる場合もあります。事前に食料や飲み物などを、準備しておくと安心です。

③ 停電や通信障害

大気の状態が不安定になると、雷雲が発達しますが、落雷により、電気を送るための設備が損傷すると、停電が発生します。また、落雷が原因で、通信障害が発生することもあります。乾電池を準備しておく、携帯電話のバッテリーを充電しておくなど、事前の対策を心がけてください。