静岡県内10年ぶりの地域FM「RADIO LUSH」が12日・焼津市で開局

AI要約

静岡県内に10年ぶりのコミュニティーFM局「RADIO LUSH」が焼津市で開局する。

南海トラフ地震の影響を考慮し、有事の時にローカル情報を伝える重要性を強調。

局は音楽やニュースの他、AIを活用して気象・交通情報を提供し、全国への発信も視野に入れている。

静岡県内10年ぶりの地域FM「RADIO LUSH」が12日・焼津市で開局

 静岡県内では10年ぶりとなるコミュニティーFMの放送局「RADIO LUSH」(80・7MHz)が12日、焼津市で開局する。テレビディレクターから転身した代表取締役・朽木康人さん(51)は、南海トラフ地震臨時情報が出ている現状だからこそ、「有事の時に、ローカル情報を伝えられるローカル局になりたい」と意義を語った。

 「やいづ」の語呂合わせから8月12日のスタートを目指し、慌ただしく準備を整えた。県内13局目で日本コミュニティ放送協会のリストによると東京12局、愛知10局より多い。「静岡の防災意識ではないでしょうか。(11年の)東日本大震災以降に増えましたから」と朽木さん。音楽やニュースのほか、AIによる自動音声で気象・交通情報を伝え、またネットサイト「TravelTV」を経由すれば映像とともに全国から視聴できる。朽木さんは「有事の時に聞いてもらうためにも、普段から聞いてもらう工夫をしていきます」と、様々な情報を焼津から発信していく。