豪華な山車が街道を巡る、江差町 北海道で380年続く祭り

AI要約

北海道江差町で380年続く姥神大神宮渡御祭が開催され、武者人形や山車など豪華な装飾が参加者と共に熱気を帯びるイベントになった。

江戸時代のニシン漁の豊漁への感謝を祭りの起源とする神事で、高さ4mの山車13台が町を練り歩き、祭りばやしと共に華やかな雰囲気を演出した。

参加者や観光客が祭りに魅了され、町全体が祭りムードに包まれる中、青や紫の法被を身にまとった人々が山車を引いていく様子が迫力を感じさせた。

 北海道江差町で10日、380年続き道内最古の祭りとされる姥神大神宮渡御祭の本祭が始まった。武者人形やちょうちんなどで飾られた豪華絢爛な山車が、商家や蔵など歴史的建造物が多く残る「いにしえ街道」を巡り、町は熱気に包まれた。

 町によると、ニシン漁で栄えていた江戸時代に豊漁を神に感謝したのが起源。高さ約4mの山車13台が神宮前を出発し、太鼓や笛で祭りばやしが奏でられる中、青や紫の法被を着た参加者が「えんやえんや」という威勢良いかけ声とともに山車を進めた。

 函館市から訪れた会社員(24)は「町全体が祭り一色ですごい盛り上がり。山車や祭りばやしに迫力があった」と満足した様子だった。