「帰りに地震あったら…」 帰省ラッシュ始まった新大阪駅、不安も

AI要約

お盆を古里や行楽地で過ごす人たちの帰省ラッシュがピークを迎えた。JR新大阪駅では混雑し、新幹線下りホームに長蛇の列ができた。

JR東海によると、東海道新幹線は南海トラフ臨時情報の影響で運転が遅れており、多くの列車が10分以上の遅れが見込まれる。

広島市に向かう家族連れも地震の心配をしながらも、新しくできたスタジアムでのサッカー観戦を楽しみにしている。

「帰りに地震あったら…」 帰省ラッシュ始まった新大阪駅、不安も

 お盆を古里や行楽地で過ごす人たちの帰省ラッシュが10日、ピークを迎えた。JR新大阪駅(大阪市淀川区)では、キャリーバッグやお土産袋を手にした家族連れらで混雑し、新幹線下りホームに長蛇の列ができた。Uターンラッシュは12日の見込み。

 JR東海によると、気象庁から南海トラフ臨時情報(巨大地震注意)の発表を受け、東海道新幹線は三島―三河安城間の上下線で全列車が通常より速度を落として運転しており、少なくとも10分以上の遅れを見込む。指定席の発売状況は午前9時東京発博多行き「のぞみ」で100%となり、多くの後続列車でも100%となった。

 大阪府茨木市の会社員、上田はるなさん(34)は長男(6)と次男(2)を連れて実家のある広島市に向かった。「(サッカーJ1の)サンフレッチェ広島の試合を見に行く。新しくできたスタジアムに息子たちを連れて行くのが楽しみ」と期待しつつ、地震の恐れについては「帰ってくる時に地震が起きて交通機関に影響が出たら心配」と話した。【砂押健太】